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 楽とお酒が大好きな父・文夫。ビール大好きおとぼけな母・美代子。姉と私、弟の3姉弟の長男として大正区平尾という大阪湾岸沿いの町に生まれ育ちました。

  祖父が沖縄から大阪に出てきて馬力屋(馬で荷を運ぶ)仕事で建てた家で生まれ育ちました。私が産まれたときには築年数も古く、お風呂はなく少し傾いた ネズミが天井で運動会している家だったことを覚えています。

  自宅を建てることは工務店を営む父と家族の夢。私が中学の頃 父が一念発起して家を建ててくれました。

子供部屋も作ってもらい、音楽好きの父は各階にスピーカーを取り付けて「いつでもどこでも好きな音楽を聴く!」など、こだわりが詰まった家でした。

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​家づくりへの思い

 くさんの思い出がある家ですが、スキー好きが高じてペンションのアルバイトを冬の北海道に3シーズン住み込みで過ごしました。

 冬の北海道ですから、外は厳しい寒さ。でも室内は掃除などをしていると少し汗をかくほど暖かいんです。大きな石油ストーブが一つだけなのに、なんとも快適な住まいでした。

 キーシーズンが終わり、春先の大阪に帰ると家の中が寒い。そして夏に向かってジメジメと暑くなり、11月頃には寒くて仕方がなかったです。

 築会社に就職し現場管理で勤め、しだいに父の工務店を手伝うようになりました。住宅に携わる中で家の「住環境」が気になってましたが、当時は家を持つこと「少しでも大きい」「少しでも広い」が優先で、建てた後のことは住み手も作り手も後回しになっていました。

 実家に帰ると、母が洗濯物を持って上がる無垢の階段や、小さなコンポ満足して音楽を聴く父の姿を見て「家づくり」ってこれじゃいけないと感じてしまいます。

 私が思う家づくりで大切な事は

「末永く幸せであること」

気持ちよく座りたいならいい椅子やソファを買えばいいし、気持ちよく料理を作りたいならそんなキッチンを選べばいい。

​それらの外側は家であり、その家の性能を毎日発揮してこそ、気持ちよく座ることも、料理を楽しく作り、おいしく食べることも充実するのではないでしょうか。

 

これを私たちが持てる知識や技術で少しでも間違いなないモノに近づける。

そんなお役立ちすることが工務店の仕事だと信じます。

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私の使命は

毎日の幸せをさらに充実したモノになるよう

大切な人の健康と命を永く守れる家づくりのお役立ちすることです。

かねしろ匠舎 代表
​金城 卓哉
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