かねしょうこうむてん株式会社、始動。地元にこだわる本当の理由
- 卓哉 金城
- 5 日前
- 読了時間: 5分
大阪市港区で工務店を営む私が、地域密着の家づくりにこだわるわけ
目次
法人化のご報告
先月、2026年7月25日に、「かねしろ匠舎」は「かねしょうこうむてん株式会社」になりました。屋号は「かねしろ匠舎」から「かねしょう」になります。法人としての一歩を踏み出したことになります。
正直、感慨深いというより「やっと形になったな」という気持ちの方が大きいです。せっかくの節目なので、あらためて「なぜ私が地元・大阪市港区にこだわるのか」というお話をさせてください。

トナリの町、大正区平尾で育った私
私が生まれたのは、港区のトナリの町、大正区です。今も区の人口の4人に1人が沖縄出身者やその血縁者と言われる町で、中でも私が育った大正区平尾は、特に沖縄からの移住者が多いエリアでした。
私の祖父母もその一人です。何もないところから移り住んで、祖父は馬で荷物を運ぶ「馬力屋」(今の配送屋さん)で生計を立て、大変な苦労をしたと聞いています。その苦労の中で少しずつ生きる場を築き、それを頼ってさらに多くの沖縄の方が大正区へやってくる。そんな時代の中に、祖父母もいました。
7人の子どもを授かり、その7番目、末っ子が私の父・文夫です。父は地元で「カネシロ建設」という工務店を立ち上げ、100軒近い新築や工場を手がけ、リフォームや修繕もこなしながら、子ども3人を育ててくれました。
私は3年ほど違う建築会社で働いたのち、家業の「カネシロ建設」を手伝いました。結婚後は港区で中古の一戸建てを買い、リフォームして4人の子どもを港区の幼・小・中と通わせました。父の家業を手伝いながら、自分の家づくりがしたくなった私は、そこから「かねしろ匠舎」として2018年に独立し、今年、念願の法人化を果たしました。

父の言葉「人を知れ」「信号3つ超えた現場はほとんどない」
父の下で働いていた頃、印象に残っている言葉が二つあります。「人を知れ」、そして「信号3つ超えた現場はほとんどない」
正直、当時はピンときていませんでした。「人を知れ」は母からは「お金にもならん家族や兄弟の仲裁までして」とぼやかれていましたし、私も「なんでわざわざ面倒なことを背負い込むんやろ」と思っていたくらいです。
でも父は、施主さんの親御さんのことも、沖縄の親戚のことも、沖縄の町のことも、兄弟関係のことも、その家の歴史もいろいろ知っていました。だからこそ、家族間のもめごとに第三者として呼ばれることが多々あったんだと思います。「信号3つ超えた現場はほとんどない」というのも、広く浅くではなく、狭く深く関わることの大切さを、私に伝えたかったんやろうなと、今になって気づきます。
港区市岡で20年、独立して8年
この仕事は、暮らしにとても密着した仕事です。急な困りごとにすぐ対応できるのは、地元だからこそ。工事の間はプライベートなお家の中にも上がらせていただきますし、工事車両でご迷惑をおかけしてしまうこともあります。
昔と比べると、プライバシーへの配慮や、"なぁなぁ"では済まされない部分も増えました。それでも、地元であること、顔を知っていただいていることで得られる信用は、とてもありがたいです。まだまだ至らないところもありますが、その信用の貯金があってこそできる仕事だと、私は考えています。
縁あって、この港区市岡で暮らしはじめて約20年、独立して8年になりました。まだまだ小さな会社ですが、この町に必要な会社になれるよう、これからも努力していきたいと思っています。

よその町だから見えた、この町の魅力
私が生まれ育った大正区平尾と、この港区市岡は、雰囲気がとてもよく似ています。でも実際に住んでみると、交通の便や町の活気、地域活動の盛んさは、港区市岡の方が上だと感じることが多いです。
それでも、地元出身はつい比べてしまうんです。よその町と。
私がこの町の良さを感じられるのは、地元じゃないから。生まれ育った地元と比べられるから。だから地元の方は、本当は愛しているけれど照れ隠しに「港区程度が」「市岡なんか」と言う言葉を、私は残念に感じます。私は素直に「この町はステキだ」と言えます。だからこの町の人が素直に「ここはいい町やなぁ」と言える、もっと好きと言えるようなことがしたい。
ホンマにそう思うようになりました。それをカタチにしたのが「おトナリマルシェ」です。
私にはイメージする町とイベントがあります。それは阪急高槻駅とJR高槻駅との間にある町。こだわりのイタリアン、良い食材を仕入れた居酒屋、頑固な料理人など個性的な個人店も多く、とても魅力的です。どこの通りもどこを見ても楽しい。
そしてそこで開催されている「高槻ジャズストリート」。その期間は町中に音楽が溢れ、30代で体験したその光景は今も強烈な記憶として残っています。
今は小さな「おトナリマルシェ」ですが、いつか個性的な出店者さんと音楽で溢れた「おトナリマルシェ」→「音鳴りマルシェ」に育てたい。
そして、個性的なお店がたくさんある町、港区にしたい。どこに行っても顔見知りがいて、一人寂しくなんて呑ませてくれない(^^)。放っておかない。誰かが関わってくる。
これからも、この町のために|おトナリマルシェのお知らせ
私が作っているのは家ですが、家の中も外も楽しい方がいいですよね。だからどちらもつくりたい。そんな思いから、毎年「おトナリマルシェ」を開催しています。
法人化という節目を迎えた今、あらためてこの町のために、これからも頑張っていきたいと思っています。
今年で6回目となる「おトナリマルシェ」は、2026年11月23日に開催します。出店希望のお声も続々といただいていて、少しずつ準備が進んでいるところです。詳しい内容は、またあらためてこのブログでお知らせしますので、楽しみにしていてください。

ご相談・おトナリマルシェへのお誘い
法人化しても、私たちがやることは変わりません。この町に暮らすご家族の「安心・安全」を、これからも一軒一軒、丁寧に守っていきたいと思っています。
家づくり・リフォームのご相談はもちろん、おトナリマルシェについて気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
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TEL:06-6575-9151
Instagram:https://www.instagram.com/kane_show_tak/





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