キッチンの吊⼾棚を外したら、家族との空間が変わった話
- 卓哉 金城
- 6 日前
- 読了時間: 5分
【⼤阪市港区 築20年マンションリフォーム事例】
【目次】
「キッチンにいると、リビングが遠く感じて」

先⽇、⼤阪市港区南市岡のマンションのリフォームが完成しました。築20年、3LDK・約75.4㎡。 ご夫婦と⾼校⽣・⼩学⽣のお⼦さんの4⼈家族のご⾃宅です。
奥様は⾃宅でお⼦さんたち向けのパンレッスンを開いていらっしゃいます。キッチンで作業しな がら、リビングにいる⼦どもたちとコミュニケーションを取りたい。でもキッチンと視線をつなぐはずの対⾯カウンターの上には、ずっと吊⼾棚がありました。
「邪魔だなとは思っていたんです。でも、マンションだから・・・」
マンションだから⼤きな変更はできない、と思い込んでいる⽅は本当に多いです。マンションリフォームは構造、配管の制限もありますが、室内の内装や設備のほとんどは交換できます。今回のリフォームも、そんな思い込みをひとつひとつ解いて「そんなんできるんですね!」と理想のカタチとご予算を模索していく作業でした。
完成した⽇、「イメージどおりです!すてきなキッチン・リビングになりました!」という⾔葉をいただき ました。この瞬間が、私がこの仕事を続けている理由です。

今回のリフォームで⼯夫した4つのポイント
1. 吊⼾棚を外し、ガスコンロ前の壁も透明強化ガラスに
吊⼾棚の撤去はよくある⼯事ですが、今回はさらに踏み込みました。ガスコンロ前の壁も取り除 いて、キッチンとリビングをつなぐ間⼝を⼤きくしたんです。
ただ、ガスコンロ前の壁を外すと、油跳ねや煙の問題が出てきます。そこで採⽤したのが透明強 化ガラス。開放感はそのままに、汚れはさっと拭けて、レッスン中の油跳ねのさい、子供たちを守れる。奥様が求めていた「つながり」と「仕切り」を同時に叶えることができました。

正直に⾔うと、掃除を考えるとガラスにするかどうかは私も少し悩みました。でも実際に完成してみると、これ以外の選択肢はなかったと思えるほどしっくりきています。 |
2. 床の貼り⽅向を90°変えて、視覚的に広く⾒せる
同じ広さの部屋でも、床材の貼り⽅向で体感の広さはずいぶん変わります。今回は既存の床と90° ⽅向を変えて貼り直しました。また床・壁・天井と同色にすることで⾯積は変わっていないのに「あ
れ、広くなった︖」と感じてもら えるのが、この⼯夫の⾯⽩いところです。
3. 床・壁・天井を替えるなら、細かな部分もまとめて⼀新

床や壁、天井をきれいに仕上げると、古いコンセントプレートや和室枠の⿊ずみが途端に⽬⽴ち はじめます。これは現場でよく起こることです。
せっかくきれいにするなら、そういった部分もあわせて⼿を⼊れたほうが完成度は格段に上がります。今回もコンセントの交換と和室枠の塗装をまとめて⾏いました。全体に統⼀感が⽣まれ、 仕上がりが全然違います。

じつは書いておきながら私も「忘れてました(^^)」。 クロス職人さんが1日現場を空けることになったので、急きょ島本美装さんにお願いしました。急なお願いに対応ありがとうございます。「これも”なるだけ地元、イイ人”と仕事がする」弊社のコンセプトがあったからかな(自画自賛) |
4. 傷んでいた和室の襖・枠も補修・交換

汚れや破損が⽬⽴っていた和室の襖は張り替え、壊れかけていた枠も補修・交換しました。和室はそのまま残しつつ、新しくなったリビングとの調和を意識した素材を選びました。
タタミを琉球タタミへ交換しました。
和室を作る家も減少して、さらに畳表の原料であるイグサの収穫量が減少しています。
そこで今回はタタミ表を和紙で作られている素材を初めて使ってみました。あのタタミ独特の香りは残念ながら無くなってしまいますが、イグサよりも丈夫でささくれてきたり、靴下の裏にくっついたりしません。色が豊富で様々な空間で使えます。
表替えをすると新品同様なので、玄関や廊下など、頻繁に使う場所に使っても安価にキレイになります。私もどこかで提案して使ってみようと考えています。


この現場を見て、我が家もタタミ表替えをしました。タタミ自体がヘタっていると、作り直さないとダメですが、タタミ表だけだと、比較的お安く交換できます。そして新品そのもの。 今回はせっかくなので思い切った色を選んでみました。どうでしょうか? 私や家族は気に入っていますよ(^^) |
築20年は、住まいの「やり時」かもしれません
築20年というのは、住まいにとってひとつの節⽬だと私は思っています。
⼦どもが⼩さかった頃についた壁の傷、床のへこみ。そのひとつひとつに思い出があって、愛お しいものです。でも、お⼦さんが⾼校⽣・⼩学⽣と⼤きくなった今、「そろそろ変えてもいいか な」と感じるタイミングでもあります。
マンションの室内は、壁も床も天井も、ほとんどが交換可能です。構造体(躯体)はそのまま に、内装をリフォームしてもマンションの資産価値は落ちません。むしろ適切にメンテナンスす ることで、価値を保ち続けることができます。
「マンションだから、こういうものだ」と思い込んでいた間取りや内装も、⼯夫次第で⼤きく変 えられます。決まり決まった内装ではなく、今の⾃分たちの暮らしが楽しくなるリフォームを、 ぜひ⼀度考えてみてください。
春に⼼機⼀転、新しい気持ちでスタートするのに、住まいのリフォームはぴったりだと思います。
まとめ
吊⼾棚の撤去+ガスコンロ前の壁を透明強化ガラスに変更で、開放感とプライバシーを両⽴。
床の貼り⽅向を90°変えるだけで、視覚的な広さが変わる。
床・壁・天井を変えるなら、コンセントや枠もあわせて⼀新すると完成度が⾼い。
マンション室内のほとんどは交換可能。資産価値を保ちながら今の暮らしに合わせたリフォー ムができる。
かねしろ匠舎へのご相談
⼤阪市港区を中⼼に原則、⾞で30分圏内のエリアに対応しています。
マンションリフォームのご相談は無料です。「こんなこと、できるのかな︖」という段階でも、 ぜひお気軽にお声がけください。





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