みんな正解を言っている?
先日、末っ子の野球のお手伝いと応援の帰り道、車の中で、あるお父さんがこんなことを言いました。
「なんで、もめるんですかねぇ」
チームの別の学年で、少し意見がぶつかるようなことがあったようです。そのお父さんも、小学生のチームに関わっていた時に、似たような経験があったと話していました。
その言葉を聞きながら、「こういうことって、子どものチームだけじゃないよな」と思っていました。会社でも、PTAでも、地域活動でも。何人かで何かをやろうとすると、意見が違うことはあります。
私自身も、以前そんなトラブルの真ん中にいました。「子どもたちのために」と一生懸命考えていたのに、相手の考えをちゃんと聞いていなかった。今振り返ると、そこが心に残っています。

目次
「子どもたちのために」と思っていた
当時、私は子どものスポーツチームの運営に関わっていました。
「自分の子どもだけではなく、みんなの子どもたちのために、平等に」
その気持ちは強く、自分なりに一生懸命考えていました。誰でも意見を出せるように、半年に一度、保護者会も開いていました。
ところが、ある時、6年生の保護者が不満を持っていることを感じていました。でも、表立っては言われないその意見を、私は改めて聞こうとはしませんでした。
もしかしたら、意見を言うことで「子どもが試合に出られなくなるのでは」と、報復を恐れていたのかもしれません。実際にそう思っていたかは、聞いていないので分かりません。
私自身は、そんなことを一切していませんでした。それまでの運営を信じてもらえなかったことも、残念でした。
運営やお金のこと、試合への起用をどう決めているかも明確にし、意見を出せる場も設けている。だから当時は、「意見を言わない相手が悪い」と思っていました。
自分では、子どもたちのためにやっているつもりでした。それなのに、最後の最後に、こんな終わり方を迎えてしまった。そのことを、なかなか受け入れられませんでした。
かなり悩みました。そして、そこから勉強を始めました。
勉強の中で出会った「みんな正解」
聞き方や伝え方、語彙力、コーチングについての本を読みました。哲学書も読みました。経営講座の先生に話を聞いてもらい、意見を聞いたこともあります。
その中で、今でも心に残っている言葉があります。
「みんな正解」
私には私の考えがある。相手には相手の考えがある。
それまでの私は、どこかで「どっちが正しいのか」を考えていたのかもしれません。でも、そもそも相手がどう考えていたのかを、ちゃんと聞いていませんでした。
「意見を出せる場はつくっていた」と思う一方で、不満を感じ取ってから、自分から聞きにいくことはしていなかったのです。
一人で抱え込んでいた
今振り返ると、当時の私は何でも自分で抱え込んでいました。
より良く運営するにはどうしたらいいか。何かトラブルが起きたら、どう解決するか。自分で考えて、悩んで、答えを出そうとしていました。
相手が何を考えているのか、何に不満を感じているのか。そこを聞かないまま、自分の中だけで何とかしようとしていたのです。
もっと相談したらよかった。もっと話したらよかった。もっと助けてもらったらよかった。
みんなでやっているのに、一人で何とかしようとしていました。

今なら、まず聞くと思う
もし今、同じようなことが起きたら、まずこう聞くと思います。
「今、感じている不満なこと、不安なこと、ある?」
すぐに答えを出そうとせず、自分の考えを返す前に、相手が何を思っているのか、なぜそう感じているのかを聞く。そこから考えたいと思っています。
もちろん、今の私が何でもうまくできるわけではありません。意見が違えば感情が動くことも、相手の言葉を受け入れにくいこともあります。
それでも、以前の自分よりは「まず聞こう」と思えるようになりました。
違う意見を、どう扱うか
最近は、意見が違うこと自体が悪いわけではないのかもしれない、と思うようになりました。「そんな考え方もあるんや」と、気づくきっかけになることもあります。
ただ、相手の話を最後まで聞けなかったり、自分を否定されたように感じたりすると、勝ち負けの話になってしまう。本人には言わず、別のところで不満が膨らむこともあります。
私も昔は、その中にいました。だから今は、「大人も勉強せなあかんな」と思っています。聞き方も、伝え方も、相談することも、助けてもらうことも。
あの時に聞いた「みんな正解」という言葉を、今でもときどき思い出します。
会社でも、PTAでも、地域活動でも、スポーツチームでも、家族でも。考え方が違った時に、「自分が正しい」で終わらず、「相手は、なんでそう思っているんやろう」と考えられるか。
私はまだまだ勉強中ですが、昔よりはそこを大事にするようになりました。 でも、まだまだ失敗しますよ(^^ 修業が足りん!
一人で抱え込まず、話して、聞いて、相談して、助けてもらう。あの頃の自分には、それが足りなかったんだと思います。
答えが決まっていなくても、話してみてください
もし身近な人と意見が違って悩んでいたら、結論を急ぐ前に、「今、何が気になっている?」と聞いてみる。自分だけで抱えず、相談してみる。まずは、そんな小さな一歩からでもいいと思います。
住まいのことも、ご家族それぞれに考えや希望があります。新築やリフォーム、土地探しなど、まだ答えが決まっていなくても大丈夫です。
何が気になっているのか、どんな暮らしを大切にしたいのか。予算や今の住まいの条件も含めて、一緒に整理するところから始めましょう。





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