「初めて会う人と、どう仲良くなればいいんやろ」——6人の子どもたちが教えてくれた答え
- 卓哉 金城
- 1 日前
- 読了時間: 6分
OB施主さんや協力業者さんにお送りしている「通信誌」です。日常のたわいもない話を書いてるだけですが、その内容をよくよく考えてみると、面白かったのでブログに書いてみました。
目次

OB施主さんや協力業者さんにお送りしている「通信誌」です。日常のたわいもない話を書いてるだけですが、その内容をよくよく考えてみると、面白かったのでブログに書いてみました。
「まぁ、それは良かったけど」 桜の花びらが風に舞う4月。たのしむ家族のこうむてん、金城です。中学生になった末っ子が硬式野球チームに入り、いよいよ新しいスタートです。 先日、行われた1年生だけの練習試合。お父さんたちは審判や運営、お母さんたちはスコア記録にと大人は大忙し。そこに退屈そうな顔で連れてこられた6人の子どもたち。4年生の双子あおいとあかね、同い年のわかくんとむぎちゃん、1年生のなっちょ、幼稚園のアキト。「つまんないな~」という空気がにじんでいます。 ちょっかいを掛けて仲良くなれそうな雰囲気をつくったあと、「公園に行く?」と提案。ご両親たちが「いいんですか?じゃあ、お願いします」と預けてくれました。うれしくもあり、ちょっとプレッシャー。 まずは自己紹介。「『キンちゃん』って呼んでくれる?」と言うと、すぐに「キンちゃん」「キンのすけ」「きんきん」と距離を縮めてくる。仲良くなる天才たちに、少し力が抜けました。 小高い山の上の公園へ向かう道。「よーいドン!」と声をかけた私がもちろん先頭!……でしたが一瞬で6人に抜かれます。気を抜くと転びそうな私を軽々と追い越し、風のように駆けていく子どもたち。 勢いそのまま山頂への長い階段を「わーっ!」と駆け上がろうとする。このまま行かせると目が届かない!そこで「じゃんけんグリコ!」。子どもたちが足を止めて振り返ります。足止め作戦成功。小さな子を取り残さないルールにしながら、楽しくゆっくり登っていきました。 頂上の広い公園では大きな遊具に一直線。鬼ごっこの鬼をさせられ、ターザンロープでは「スリルがない」というので背中をぐっと押してやると「きゃー!」と満面の笑み。「私も!」「もう一回!」——あっという間に地獄のループに突入しました。 いつまでも帰ってこない私に、妻の亜紀子から「大丈夫?」とLINE。大丈夫です。ただ疲れた。 球場へ戻るころにはみんな友達。「キンちゃん、電話貸して」というので預けたら、ハヤりの「ボンドロ」シールで私のiPhoneをデコってくれました。調子に乗って「このシールがいい」と一枚選ぼうとしたら、「それはレートが高いからダメ!」とピシャリ。友達にはなれたけど、まだ入口。信頼の深さには「レート」があるんやと、妙に納得しました。 帰り際、お母さんに「もう来たくない~」とぼやく女の子に、「でも、ここに来たからキンちゃんと出会えたやん」と冗談交じりに声をかけると——少し間があって—「まぁ……それは良かったけどな」。 最高のプレゼントと、最高の言葉。本当に最高の一日になりました。 |
と、そんな内容です。
初めての人と仲良くなるための5つのヒント
この日の出来事を振り返って、「仲良くなるってこういうことやなあ」と感じたことをまとめてみました。子ども相手でも大人相手でも、根っこは同じやと思います。
1. まずは自己紹介。
「キンちゃんって呼んで」「なんて呼んだらいい?」と自己紹介。
実はホントの呼び名を最初は教えてくれませんでした。遊んでいる最中に「なっちゃんじゃなくて、なっちょって呼んで」と、友達レベルが少し上がるたびに、ホントの事を教えてくれる。
「いじめにつながるから」と「○○さん」と名字で呼び合うルールの学校があるらしい。でも名字より、ニックネームの方が仲良くなるよね。
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自分から自己紹介
「〜さん」より「〜ちゃん」「〜くん」を許可するだけでハードルが下がる
まず自分がドアを開ける
2. 「話す」より「一緒に何かをする」

仲良くなるのに、話がうまくなくても大丈夫。「一緒に体を動かす」「一緒に何かをする」方が、ずっと早く打ち解けられます。
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公園に行こうと「提案する」
じゃんけんグリコ、ターザンロープ——一緒に体を動かす
「隣にいる」より「一緒にやる」
3. 相手のペースに乗りながら、さりげなく合わせる
階段を一気に駆け上がろうとする子どもたちを、「ダメ、あぶないから」と止めるんじゃなく「じゃんけんグリコ!」という楽しい代案で動かしました。
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「ダメ」より「こっちの方が楽しいで」
相手が楽しいと思うことを一緒に探す
命令じゃなく、提案として出す
4. 相手を「友達」として受け入れてくれた証——「ボンドロ」シールのプレゼント

「キンちゃん、電話貸して」というので渡したら、今の子どもたちの間で流行っている「ボンドロ」のシールで、私のiPhoneをカラフルにデコってくれました。
ボンドロは子どもたちが大切にしているプニプニしたシール。それを惜しげもなく貼ってくれたとき、「あぁ受け入れてもらえたんや」とうれしかったです。
ただ——調子に乗った私が「このシールがいい!」とシール帳から一枚選ぼうとしたら、「それはレートが高いからダメ!」とピシャリ。
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相手からの「受け入れのサイン」を見逃さない・ちゃんと受け取る
でも「全部渡してもらえる」と思ったら大間違い
信頼には「レート」がある——深くなるほど、長い時間と積み重ねが必要
仲良くなることはゴールじゃなくて、スタート。そのあとの付き合いをどう続けるかが、本当の関係を作っていくんやと思います。
5. 別れ際にひと言かける
「でも、ここに来たからキンちゃんと出会えたやん」——親子の会話に割り込こまなくても。でもその一言があったから、「まぁ……それは良かったけど」という最高の言葉を頂きました。
別れ際のひと言は、残ります。
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「今日楽しかった」と今日の感想を伝える
「また会おうな」と次の約束につなげる
まとめ
この日、子どもたちから教わった「仲良くなるためのヒント」をまとめると
呼び名を渡す——まず自分からドアを開ける
一緒に何かをする——話すより行動が早い
関係を壊さない工夫をする——押し付けず、寄り添う
小さな「受け入れのサイン」を受け取る——でもまだ入口と心得る
別れ際にひと言かける——その日の印象を残す
でも子どもって、仲良くなる天才やと思いました。大人が頭で考えすぎて忘れてしまっているものを、自然体でやっている。
私も家づくりのなかで、お客さんとの関係が何より大切だと改めて感じました。
設計の話より先に「この人のことをもっと知りたい」という気持ちから始まる打ち合わせが、一番いい家につながると感じています。仲良くなることが、いい家づくりの第一歩やと思っています。
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まずは気軽に「キンちゃん」に話しかけてみてください(笑)
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