口臭の悩みが教えてくれた、信頼できる専門家の選び方
- 卓哉 金城
- 2 日前
- 読了時間: 6分
妻に「最近、口が臭うよ」と言われました。
工務店の代表として、毎日お客様や業者さんと打ち合わせをしている私が、口臭を指摘され、「これはまずい」と思いました。
歯医者を探し始めて気づいたのは、「いい専門家はネットでは見つからない」ということ。そして、その探し方の本質が、大阪市港区で工務店を営む私にも当てはまる、家づくりの工務店選びとまったく同じだったということです。

「最近、臭うよ」——妻のひと言が刺さった
歯科衛生に、あまり真面目ではありませんでした。
歯磨きはする。でも、デンタルフロスはめんどくさい。定期クリーニングは行ったり行かなかったり。そんな感じで何年も過ごしていました。
そんなある日、妻にぽつりと言われました。
「最近、臭うよ」
……正直、ちょっと傷つきました(笑)。でも、ありがたいひと言でもありました。
仕事をしていると、お客様や業者さんと打ち合わせをする機会が毎日あります。近い距離でお話しする場面も多い。そういうとき、相手の口臭が気になると、話が頭に入ってこないんですよね。これは私自身も経験があります。
「これは気をつけないといけないな」——そう思って、いい歯医者さんを探し始めました。
ネット検索では「いい歯医者さん」はわからない
これまでの人生で、歯医者さんには4〜5軒お世話になってきました。
虫歯の治療が終わると、次は定期的なクリーニング。でも、ここで毎回引っかかる。
「腕がいい」と評判でも遠かったり。メンテナンスに積極的でなかったり。「次は半年後に来てください」と言われても、なんとなく足が遠のいてしまう。
そうこうしているうちに、また別の歯医者さんを探す、の繰り返し。
「なるべく近くて、腕のいいところがいい」——誰でもそう思いますよね。でも、それをネットで調べても、なかなかわからない。
Googleの星の数は高くても、自分に合うかどうかは別の話です。口コミも、書いている人の状況がわからない。ましてや歯の治療の技術なんて、素人の私には判断できません。
だから、仕事仲間や妻のママ友に「どこの歯医者さんに行ってる?」と聞いてまわる日々が続きました。
野球チームの保護者仲間が、信頼できる詳しい人だった
しばらく探していたある日、末っ子の野球チームの保護者仲間との会話がきっかけになりました。
その方は、歯科医院に機器を販売しているお仕事をされている方でした。まさに、歯医者さんの裏側を誰よりもよく知っている人です。
「歯のメンテナンス、どこか良いところ知ってる?」と相談してみると、丁寧に教えてくれました。
「歯の治療技術は、進歩がものすごく速いんですよ」「だから、ちゃんと勉強している歯医者さんを選ぶことが大事です」「虫歯の治療ならここ、メンテナンスならここ、って使い分けもできますよ」
具体的なクリニック名まで教えてもらい、「メンテはここがいい。僕もここに通ってますよ」と言ってくれました。
その言葉の説得力は、ネットのレビューとは全然違いました。
「お客さんのために」学び続けている人を選ぶ
紹介してもらったクリニックに、さっそく行ってみました。
自転車で通える距離。それだけでもう、継続のハードルがぐっと下がります(笑)。
中に入ると、広さの割にスタッフさんの数が多い。説明がとても丁寧。「これをやります、こういう理由です」と、一つひとつ話してくれる。素人でもわかる言葉で。
この体験を通じて、改めて気づいたことがあります。機器販売の仲間が言っていた「勉強している歯医者さんがいい」という言葉の意味です。
歯科の治療技術は、毎年どんどん進化しています。でも、それはどんな業界でも同じですよね。建築だってそうです。新しい工法、新しい素材、新しい検査機器——日々、知識をアップデートし続けないと、すぐに古い人間になってしまう。
では、なぜ勉強し続けるのか。それは「お客さんのために」以外に理由はないと思います。
技術を磨くのも、知識を更新するのも、最終的には目の前の患者さんに、より良い治療を届けるため。その姿勢を持っているかどうかが、「いい専門家」かどうかの一番の判断軸じゃないかと。

「歯で困っている人をこの世からなくす」気概のある人に
もう一つ、大事なことを考えました。
歯医者さんって、正直なところ「診療報酬」の仕組みがあります。治療すれば収入になる。でも、クリーニングや予防処置は、虫歯治療と比べると手間のわりに収益が少ない。だから積極的でないクリニックも出てくる。
でも、本当にいい歯医者さんは、そこじゃないところを向いているんだと思います。
「歯で困っている人を、この世からなくしたい」
難しい話ですけど、そういう気概を持って仕事をしている人に、自分の身体を任せたい。私はそう感じました。
お金や手間の都合ではなく、「患者さんの口腔環境を本当に良くしたい」という使命感で動いている人。そういう人は、必ず勉強し続けています。必ずスタッフに丁寧さを求めます。必ず患者に説明を惜しみません。
信頼できる専門家とは、技術だけじゃなく、その「向いている方向」で決まると思っています。
これ、家づくりも同じじゃないか
歯医者探しを通じて、もう一つ気づいたことがあります。「これ、工務店を選ぶときと、まったく同じだ」と。
家づくりも、ネットで調べるだけでは限界があります。施工事例は写真でわかっても、その工務店の職人の腕や、現場での誠実さは、数字では出てきません。
そこで一番頼りになるのが、「信頼できる詳しい人への相談」です。
建築に詳しい知人、実際に建てた友人、あるいは地元のコミュニティで評判を聞く。その積み重ねが、ネット検索よりずっと正確なんです。
私自身、この仕事を25年以上続けてきました。地元に根ざしているからこそ、顔の見える関係でお客様と向き合えると思っています。
「家で困っている人を、この街からなくしたい」
歯医者さんの話を聞きながら、私も改めてそう思いました。診療報酬ではなく、仕事の手間でもなく、お客様の暮らしの幸せに向き合い続ける。それが、かねしろ匠舎がこれからも大切にしたいことです。
まとめ
「信頼できる詳しい人への相談」は、ネット検索より何倍も正確な情報が得られる。機器販売の仲間のように、その業界の裏側を知っている人の一言は重い。
いい専門家は「お客さんのために」を軸に、学び続けている。技術の進化が速い時代、勉強をやめた専門家はすぐに古くなる。
使命感で動いている人に、大切なものを任せたい。診療報酬や手間でなく、「困っている人をなくしたい」という気概が、信頼の源泉。

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私、金城卓哉が直接お話を聞きます。大阪市港区市岡で25年以上、この地域の家づくりに向き合ってきました。「つくる人が、話を聞きます。」
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