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困ってからじゃなく、困る前からつながっていたい。

白背景に、笑顔の男の子とツインテールの女の子が糸を持ち、赤いハートを作る。左に黒いぐちゃぐちゃ線、中央下に家の絵。
地域は繋がれば、強い

目次



 先日、あるお客様からLINEをいただきました。

 以前、ご実家の売却について相談いただいた方からで、「すべての手続きが無事に終わりました」というご報告でした。

 相談をいただいた当時は、ご家族の病気やご兄弟の年齢のことなど、いろいろな問題が重なっていました。

 そして何より気になったのが、その方がいろんなことを一人で抱え込んでおられたことです。

 今回いただいたLINEには、当時、

 「このまま自分一人で抱え込んでいたら、自分までしんどくなってしまうかもしれない」

 そんな思いだったことも書かれていました。

 家や不動産の相談って、実は家や不動産だけの話ではないんですよね。


「実家を売りたい」の奥にあったもの

 相談の入口だけを見れば、「実家を売りたい」という不動産の相談です。

 でも、話を聞いていくと、それだけではありませんでした。

 家族の病気のこと。兄弟のこと。これからのこと。そして、自分一人で何とかしなければいけないという気持ち。

 僕が最初に感じたのは、

 「この人が一人で全部抱え込んでいる状態は良くないな」

 ということでした。

 こういう話って、誰にでも簡単にできるものではないと思います。

 家族のことは、とてもプライベートなことです。

 身内のことだからこそ、

 「こんなことまで人に話していいのかな」「周りに知られたくない」「いろいろ勘ぐられたくない」

 と思うこともあるでしょう。

 でも、一人で抱え込んでいるだけでは、なかなか問題は前に進みません。

 だから僕は、僕一人ですべてを解決しようとは考えませんでした。

 司法書士さんからアドバイスをいただき、不動産の仕事をしている弟にもつなぎました。

 特に弟は、相談を受けてから積極的に動いてくれて、売却が無事にまとまるまで本当によく頑張ってくれました。

 それぞれが自分のできることで力を貸してくれたからこそ、相談から約3か月という、思っていたより早い形で落ち着くところまで進められたのだと思います。

 僕自身、信頼できる人たちと一緒に、お客様の困りごとを解決できたことをとてもうれしく思っています。

 そして、お客様からいただいたLINEには、

 「不動産屋さんに対する見方が変わりました」

 という言葉もありました。

 この言葉が、すごく印象に残りました。

古い日本家屋の前で、女の子が男の子の肩に手を添えて立ち、右に赤字のSALE看板。静かな売家の雰囲気
やっぱり、寂しい・・・

不動産の相談は、地元だからこそ話しにくいこともある

 実は、不動産の売却って、かなりプライベートなことが多いんです。

 相続だったり、家族の事情だったり、お金のことだったり。

 だから、地域の不動産屋さんではなく、インターネットで探した会社や、少し離れた地域の不動産会社に売却を相談する方がいるのも分かる気がします。

 近所だからこそ知られたくない。

 余計なことを勘ぐられたくない。

 そんな気持ちもあるのではないでしょうか。

 その気持ちは大切にしたいと思っています。

 一方で、僕は地元だからこそできることもあると思っています。

 その家や土地の価値をよく知っているのは、地域の人だったりするからです。

 僕自身も、この町で暮らしています。

 この辺りでどんな人が暮らしていて、どんな人が家を探しているのか。

 すべてではありませんが、顔が見える関係があります。

 もし、

 「この辺りで家を探している」

 という知っている人がいて、一方で、

 「この家を手放そうと思っている」

 という人がいる。

 お互いの条件や思いが合うなら、僕はその二人をつないであげたいと思っています。


長く暮らしてきた家は、ただの「物件」じゃない

 僕は家が好きです。

 そして、家が好きな人も好きです。

 だからなのかもしれませんが、長年住んできた家を、単なる「物件」として見ることがどうしてもできません。

 長く暮らした家には、いろんな時間が積み重なっています。

 家族でご飯を食べたこと。子どもが育ったこと。友達が遊びに来たこと。近所の人と付き合ってきたこと。

 楽しかったこともあれば、大変だったこともあるでしょう。

 もちろん不動産として売却する以上、土地が何坪なのか、築何年なのか、いくらで売れるのかという数字は大切です。

 売主さんにとって、少しでも良い条件で売却できることも大切です。

 でも、それだけがその家の価値ではないと僕は思っています。

 だから、長年大切にしてきた家や不動産なら、できることなら、

 その価値を分かってくれる人に次のバトンを渡してほしい。

 そう思っています。

家の前で、女の子と男の子がハートの糸を持ち、右の人物へ手を伸ばす。やさしい雰囲気のイラスト。
この町の良さを知る人に活用してほしい

 「この地域が好きで、ずっとこの辺りで家を探していた」

 「子どもをこの町で育てたい」

 「この家が好きだから、大切に住みたい」

 そんな人がいるなら、つないであげたい。

 もちろん、売る人にも買う人にも事情があります。

 価格や条件を無視して、無理につなぐという話ではありません。

 でも条件が合うのであれば、

 「誰に引き継いでもらうか」

 ということも、その家にとって一つの価値になってもいいんじゃないかと思うんです。

 一軒の家が次の家族へ引き継がれる。

 その家族がこの町で暮らし始める。

 そこからまた、ご近所との新しい関係ができる。

 僕は、そんな不動産の仕事ができたらいいなと思っています。

 なぜなら、

 地域は、人と人とのつながりがある方が価値がある

 と思っているからです。


良い仕事をするには、良い関係が必要です

 これは、不動産だけの話ではありません。

 新築でも、リフォームでも同じです。

 僕たちの仕事は、お客様のかなりプライベートな部分に入らせてもらう仕事です。

 リフォームなら、実際に家の中へ上がらせてもらいます。

 普段どんな暮らしをしているのか。家族はどんな関係なのか。これからどう暮らしていきたいのか。

 そして、ときには予算やお金の内情まで話してもらわなければ、本当にその人に合った提案はできません。

 「キッチンを新しくしたい」と言われたから、キッチンを交換する。

 「実家を売りたい」と言われたから、売却する。

 それだけならできるかもしれません。

 でも僕は、それだけでは良い仕事にならないと思っています。

 なぜキッチンを替えたいのか。

 なぜ実家を売りたいのか。

 その先で、どうなりたいのか。

 何に困っているのか。

 本当は何が不安なのか。

 そこまで話してもらって初めて、

 「この人にとって、どうするのが一番いいんだろう」

 を一緒に考えられる。

 だから僕は、

 いい家づくりは、いい人間関係づくりがないと成り立たない

 と思っています。


だから、家の用事がないときにも会いたい

 僕たちは地域で「おトナリマルシェ」というイベントをしています。

 事務所の2階には「Shaveriba」という、地域の人たちが集まれる場所もつくっています。

 家を売るために始めたわけではありません。

 地域をもっと楽しみたい。近所の人と仲良くなりたい。

 施主さんはもちろん、地元の人、イベントに参加してくれる人、出店してくれる人。

 関わってくれるみんなが、少しでも楽しくなればいい。

 そして、自分たちにできることで、誰かの悩みや困りごとを少しでも減らしたい。

 そんな思いで取り組んでいます。

 でも今回の出来事を振り返ってみると、こういう活動も僕たちの仕事と全部つながっているんだと思いました。

 工務店って、用事がなければ入りにくいですよね。

 「家を建てるわけじゃないし」「まだリフォームすると決めたわけじゃないし」「こんなこと相談していいのかな」

 そう思ったら、なかなか扉を開けられません。

 だからこそ、僕自身へのハードルをできるだけ下げておきたいんです。

 普段から顔を合わせる。

 一緒にしゃべる。

 一緒に遊ぶ。

 何気ない話をする。

 そして僕たちが何を考えて仕事をしているのかも、少しずつ知ってもらう。

 そうやって顔を合わせる機会を増やしていけば、本当に困ったとき、

 「そうや、金城さんにちょっと聞いてみよう」

 と思ってもらえるかもしれません。

 僕にできることなら、僕がやります。

 僕にできないことなら、今回のように信頼できる人につなげばいい。

 全部を自分で解決できる必要はないと思っています。

 相談してもらえれば、一緒に考えることはできます。


困ってからじゃなく、困る前からつながっていたい

 家の問題は、突然やってくることがあります。

 親の家をどうするのか。

 相続をどうするのか。

 空き家になった。

 リフォームした方がいいのか。

 売った方がいいのか。

 家族の事情が変わった。

 でも、誰に相談したらいいのか分からない。

 そんなとき、一から相談相手を探すのは大変です。

 まして、家族やお金のような人には話しづらいことなら、なおさらです。

 だから僕は、

 困ってから関係をつくるのではなく、困る前からつながっていたい。

 家を建てる予定がなくてもいい。

 リフォームの予定がなくてもいい。

 不動産を売る予定がなくてもいい。

 マルシェで会った。

 Shaveribaでしゃべった。

 町で顔を合わせた。

 そんなところから始まって、

 「何かあったら、あの人に聞いてみよう」

 と思ってもらえる関係をつくっておきたい。

 家をつくることも大切です。

 不動産を売ったり買ったりすることも大切です。

 でも、その前にある人との関係を、僕はもっと大切にしたい。

 今回いただいたLINEを読んで、家づくりも、不動産も、おトナリマルシェも、Shaveribaも、僕の中では全部同じところにつながっているんだと改めて感じました。

 人が集まる家をつくる。人が集まる町にする。

 そして、何か困ったことがあったときには、

 「まず、かねしょうに相談してみよう」

 そう思ってもらえる存在になれたらと思っています。



よくあるご質問


Q. 実家を売るかどうか、まだ決めていなくても相談できますか?

 はい。売ると決めてからでなくても大丈夫です。まずは今の状況や、ご家族がどうしたいのかを一緒に整理するところから考えます。


Q. 相続や家族の話が整理できていなくても相談できますか?

 大丈夫です。家や不動産の相談は、家族のことや相続、お金のことが重なっている場合があります。必要に応じて、司法書士など信頼できる専門家とも連携しながら進めます。


Q. 地元の会社に相談すると、近所に知られそうで心配です。

 そう感じる方もおられると思います。相談内容や個人的な事情を必要以上に広げることはせず、気になることがあれば最初にお聞かせください。安心して話せる関係をつくることから始めたいと考えています。


笑顔の女の子と男の子が、クマと丸テーブルで家の絵を描き、マグカップが並ぶ。中央に赤いハートがあり、和やかな雰囲気。
まずは、お話を聞かせてください。

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 「私たちの場合は、どう考えればよいのだろう」——そう思われたら、まずはお気軽にお声がけください。港区市岡の、家をつくる近所のおっちゃんです。

 価格のお話をする前に、どんな暮らしがしたいか、というところから、ご一緒に考えます。無理にお勧めすることはありません。

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TEL:06-6575-9151



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