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プロでも失敗する家選び。元大工社長の話を、こっそり話します。

【大阪市港区・断熱・快適な暮らしの話】

目次



プロでもこうして失敗した——2つの実話

「プロに相談したら間違いない」って思いますよね。でも正直に言うと、そのプロ自身が失敗してることがある。今日はそんな話を、こっそりしようと思います。


  • 知り合いの社長の話

同じ家が並ぶ風景
同じ家が並ぶ風景

 私の知り合いに、大工から年間数十棟を建てる工務店経営者になった人がいます。今は「快適な家づくり」で地元でも評判の社長さんです。

 でもその人が若いころ——大工として家業の工務店で働き始め、間もなく結婚しました。

 「大工」という業種は他の業種と比べていわゆる「道具」多いです。軽トラ、軽バンも必需品です。資材の一時保管、現場で余らせた材料。それらの保管場所、保管費用など思うとマンションより家のほうが断然便利ですよね。保管費用、駐車場費用もローンに回せるので、一戸建てを買おうと決心。 「今、仕事もあって忙しい。自分で建てたいけど、月々のローンも払わないといけない。それなら、もうすでに立っている家を買った方が得やな」と建売住宅を購入したそうです。今でいうタイパですよね。もちろん「ここなら大丈夫!」と場所や間取り、家選び、購入する会社も吟味したそうです。

ところが、いざ住んでみると。

 冬は底冷えがして、どれだけ暖房をつけても部屋が温まらない。朝起きると窓には結露がびっしり。夏は逆に暑くて、エアコンをかけっぱなしにしないと過ごせない。「自分が建てたわけやないけど、家ってこんなもんか…」と思いながら暮らしていたそうです。

 「自分が今まで造ってきた家は喜んでくれていないかも」そう思うのが悔しくて快適な家の評判を聞けば、全国を回って勉強を始めました。気づけば「快適な家」という一点に絞って、これまでとは違う家づくりする工務店になっていきました。今では快適な住環境づくりに定評のある社長として活躍しています。

 失敗したからこそ、今の仕事をつくった。そういう話です。


  • 私自身の話

我が家の家の路地
我が家の家の路地

実は私も失敗しています。

 結婚して分譲マンションを購入。家業の工務店に勤めているのに、なんでマンション?どうしてもなじめませんでした。3年ほどで中古住宅を購入してリノベーションをしました。これまでの経験から、創意工夫で。使い勝手もちゃんと考えて、あれも試したい、これも試したいと気合いを入れて仕上げました。

でも正直に言うと——「家」というものを勘違いしていました。

 当時の私は、使い勝手とデザインを共存させてみんなに「わぁ!イイね。すごいね」と言われたかった。暮らし心地は「窓は二重ガラス、エアコンがあれば何とかなる」くらいの認識でした。今思えば恥ずかしい話ですが「家の性能」をちゃんと計画せずにリノベを進めてしまった。結果、使い勝手は満足してますが冬は寒く、夏はやはり暑い。快適かと言われると・・・エアコンの室外機が6台もあります。

 費用を掛けるポイントが違った。今は思っています。

「大工やから家のことはわかるやろ」と思っていた自分が一番わかっていなかった、というのが正直なところです。


「いい家」と「快適な暮らし」はなぜ別物なのか

1. 大工が思う「いい家」と住む人が思う「いい家」のズレ


 「大工さんに聞けば家のことは大丈夫」と思う気持ち、わかります。だって家造るプロですから。でも実際のところ、大工が詳しいのは「家をつくる事」であって、もっと限定すると「大工工事」の範囲です。

 木を組んで、床を張って、壁をつくる——その技術は確かです。でも断熱設計、気密施工、設備計画、プランニング、コンセントの配置、ローンの仕組み、補助金申請……家づくりには大工仕事以外にも専門知識が山ほど必要です。設備工事は設備屋さん、電気は電気屋さん、それぞれのプロに頼むしかない。

オーケストラのように、その音楽をトータルで考えるのは指揮者。「家づくり」には指揮者が必要なんです。その指揮者がバイオリンの事だけしか知らなければ、聞き手に届く「音」は違ってっきます。

それぞれの楽器が奏でる「音」をトータルで考えて初めて「快適な家」になる。一つの専門だけでは、全体は見えないんです。

 よくお客様に「いい家が欲しいんです」と言われるのですが、「いい家」って十人十色というのが正直なところで。だからこそ お客様が求める「いい家」とは?を深掘りしなけければ、お客様の「いい家」は別物になる。


2. 「高価な家」=「いい家」ではない

「高価な家はいい家」と思われています。確かに高額な家には、タイルや大理石を使った豪華な外観、最新の設備機器が入っていたりします。見た目は抜群です。

 でもそれは「見た目や設備の価値」であって、「日々の住み心地の快適さ」とはまた別の話。

 断熱性能が低ければ、どれだけ高価なエアコンをつけても、すぐに冷えたり暑くなったりする。冬の朝、窓が結露してカビが生えてくる。光熱費が毎月かさんでいく。

 豪華な設備と日々の快適な暮らしは、イコールじゃないんです。



3. 住み心地を決める大切な要素の一つは「断熱・気密」


では何が住み心地を決めるかというと、地味やけど「断熱」と「気密」が一つの要素です。

  • 断熱:外の暑さ・寒さを室内に伝えにくくすること

  • 気密:隙間をなくして、室内の空気を逃がさないこと

 この2つがしっかりしていると、冬は暖かく夏は涼しい。エアコンの効きがよくなって光熱費が下がる。結露も起きにくくなる。

 見えない部分ですが、暮らしへの影響は絶大です。大阪の夏の蒸し暑さ、冬の底冷えを考えると、断熱・気密の性能は特に大切やと感じています。

 もちろんこれだけではないですが、家の基本性能として、高めておくことで、それ以外の部分にも大きく関係します。



4. 「みんなで渡れば怖くない」はホントは怖い


 知り合いの大工社長が建売を選んだとき、正直こう思っていたそうです。「同じ横の家も、誰かがローンを組んで買ってるんやから、まぁ大丈夫やろ」と。でもこれ、実は一番危ない考え方です。


リビングから見える息子さんが通う小学校
リビングから見える息子さんが通う小学校

 あなたの日々の快適を感じるのは「周りと同じ」が正解とは限りません。家族構成も違えば、趣味も違う。食べ物の好みや旅行の行先だって人それぞれ。家は何十年も暮らす場所。一度立ち止まって、この後何十年も「この家は本当に快適に暮らせるのか」を考えてみてほしいんです。

 大工社長も、そして私も、若いころに「みんなと同じ」を選んで後悔しました。だから同じ失敗を繰り返してほしくない、という気持ちでお客様に、この話をしています。

まとめ

  • 大工でも、左官屋さんでも、設備業者さんでも、自分の専門範囲外のことは詳しくない

  • 高い家=快適な家ではない。快適さは「断熱・気密」で決まる

  • 「みんなも買ってるから大丈夫」という安心は、根拠のない安心かもしれない

  • プロでも失敗する。だからこそ、知ることが大事


 私も知り合いの社長も、失敗を経て今があります。「知らなかったから仕方ない」で終わらず、次に活かす。それが家づくりに関わる者の責任やと思っています。

 家を建てるとき、買うとき、リノベするとき——「快適な暮らしのために何が必要か」を、ぜひ一緒に考えましょう。


かねしろ匠舎へのご相談

かねしろ匠舎は、大阪市港区を中心に車で30分圏内(大阪市全域・周辺市)を対応エリアとしています。

「建売と注文住宅の違いが知りたい」「断熱ってどれくらい大事なの?」「リノベを考えているけど何から始めたらいいかわからない」——そんな段階でも、お気軽にご相談ください。

難しいことを難しく話すのではなく、暮らしのことを一緒に考える。そんなお付き合いができればと思っています。


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